プロジェクト投資|新規事業

当社は、2021年4月から始まった3年間の中期経営計画において、将来の収益拡大に向けて新規事業の開発を目指しています。事業のパートナーとなるベンチャー企業には、戦略投資を行う方針です。その結果、多様な新規事業への投資が実現しています。こちらでは、その一部をご紹介いたします。

電動アシスト自転車サブスクリプションサービス”NORUDE”(ノルーデ)

NORUDEの特徴まとめ画像

電動アシスト自転車は、10万円以上する車体価格に加えてバッテリーの買い替えに3〜4万円の費用がかかり、通常の自転車に比べて高額です。他方で、「子供の送迎用に2年間」のように、目的と使用期間が明確な購入動機が多い点が特徴です。そのため、当社は、より安価なサブスクリプションサービスや、中古品への大きな潜在ニーズがあると想定しています。

サイクループロゴマーク

戦略投資先のサイクループ㈱が手掛ける電動アシスト自転車のサブスクリプションサービス“NORUDE”(ノルーデ)は、時間単位で利用し所定の場所に返却するシェアサイクルとは異なり、利用期間は主に1年から3年の月額課金制で、ユーザー自身が自転車を保管します。
業界トップクラスの契約実績を有し、規模を活かして車体を安価に大量調達することで、競争力のある料金プランを提供しています。また、自社に整備スタッフを抱え、高品質の点検や整備を迅速にできる点も特徴です。
サイクループ㈱URL:https://cycloop.jp/

エンタテイメントコンテンツ

コロナ禍による行動制限を経て、ライブ・エンタテインメントでしか得られない感動を多くの人と分かち合う時間の尊さが、改めて人々に意識されました。アフターコロナの社会では、エンタテインメント産業には大きな成長が期待され、その成長を支えるための資金や海外展開支援に対するニーズも大きくなると推測されます。

Anime Festival Asia Singapore2022
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2022年11月25日から3日間シンガポールで開催された、東南アジア最大級のJーPOPカルチャーイベントです。当社は2022年10月に投資し、主催のSOZO PTE LTD、当社、ぴあグローバルエンタテインメント㈱、他日本企業で構成する実行委員会が運営を担いました。
Anime Festival Asiaは、2008年にシンガポールでスタートした後、東南アジア各国で30回以上開催されるなかで毎年規模を拡大し、累計来場者数は180万人超に至ります。
2022年は、アニソンシーンの第一線で活躍するアーティストのコンサート、有名コスプレイヤーの登場するコスプレショー、トークショー、ゲームイベント、映画上映などのステージ、グッズ販売やコンテンツの展示会が行われました。過去最高の来場者数を記録する成功裏に終わり、シンガポール政府観光局よりOutstanding Leisure Event を受賞しています。

創作活動向けシェア施設 ”KIKI BASE FUJISAWA”

KIKI BASE FUJISAWA写真

”KIKI BASE FUJISAWA” が2023年4月に完成しました。
神奈川県藤沢市のJR 藤沢駅から徒歩約 10 分と交通の便に優れた立地にある元工場をリノベーションして、創作活動を楽しむための、43 室のブースを有する大型シェア施設として再生しました。工具の使用や音の出る作業といった一般のシェア施設では難しい創作活動にも利用できる点が特徴です。
クリエイターやアーティストのみならず、趣味を含めて広く創作活動を行う方や、近年増加しているフリーランスや副業を営む方等の幅広いユーザーを対象としており、創作活動に応じた 2 タイプの利用プランで現在利用者を募集しています。
URL:https://kikibase-fujisawa.com/

エンジョイワークスロゴマーク

”KIKI BASE FUJISAWA”は、当社が投資を行い、パートナーの㈱エンジョイワークスが運営する施設です。エンジョイワークスは、全国各地の工場施設や廃校、社員寮など、様々な遊休不動産を対象にシェア施設として改装・再生し、クリエイターやアーティスト、リモートワークのユーザーに空間を提供しています。地方創生、事業承継、空き家問題等の社会課題に対するソリューションとして成長が期待されます。
㈱エンジョイワークス ULR:https://enjoyworks.jp/

永代供養型樹木葬プロデュース

366ロゴマーク

これまで、お墓の多くは「家」単位で建立され、先祖代々同じ墓地区画に骨壷で納められた遺骨を子孫が守り継ぐものとされてきました。しかしながら、近年は、核家族化や生涯未婚化などライフスタイルの変化に伴い「個人」単位の意識が高まり、弔いの形も変化しています。
特に、墓地の永代使用料を支払ってお墓を建立し、墓地使用者が供養を続ける「一般墓」に代わり、永代供養料を支払って遺骨をお寺に預け、お寺が供養を続ける「永代供養墓」が増加しています。
樹木葬とは、樹木の許に遺骨を埋葬するお墓です。立地や種類は多岐に亘りますが、その多くが永代供養墓であることや「自然に還る」イメージがあることから、近年人気を博しています。
㈱366(サンロクロク)は永代供養型樹木葬のプロデュースに取り組む当社の戦略投資先企業です。同社の事業は、一般墓に比べて緑豊かなスペースを生み出すとともに、少子高齢化が進む社会に適した新たな葬送の形を提供して、寺院を通じた社会コミュニティーの形成に寄与します。
㈱366 URL:https://366.today/