中期経営計画 [2022年3月期~2024年3月期]
2020/12/28発表
1. 中期経営計画の総括(はじめに)
昨年末に惹起したコロナウイルス災禍と突然の政権交代の中で新中期経営計画を策定した。都市の過密問題と地方創生問題、規制緩和の加速と産業構造変革等のポストコロナ社会を展望すると、現中期経営計画で進めて来た投資戦略は、この流れに正に整合したものであり、新中期経営計画は現中期経営計画を基に上記の新たな環境変化を更に踏まえて策定されている。
この新中期経営計画を支える基本的な要件は下記の通りであり、日本アジア投資の投資活動は「ベンチャー投資と特色有るアジアのネットワークを活用した日本とアジアの未来に貢献するSDGs投資」がコアバリューであり、新中期経営計画でこれを推進する。これによって、少子高齢化とポストコロナの日本の未来社会で生み出されるイノベーションから創出される事業を確り見出し、成長を支援したい。
1)経営理念
現行の経営理念を堅持し投資活動の推進と経営を行う。
「少子高齢化が進む社会で安心安全で質と生産性の高い社会実現の為に貢献する」投資会社を標榜し、ベンチャー投資とアジアネットワークのリソースを軸に投資活動及びその関連ビジネスを積極的に展開する方針を継続、堅持する。
2)基本的な投資戦略
経営理念に基づき戦略投資とプロジェクト(PJ)投資を推進することで棄損したバランスシートの早期修復を実現し、安定した収益の造成を目指すと同時に高いベンチャー投資収益の確保を目指す。コアとすべき有望な投資先企業及びPJを深堀すると共に、 PJ投資を多様化する戦略も同時に推進することで投資資産のリスク分散を図る。
3)具体的な投資活動の目標及び目的
サブスタンシャルな投資シェアをPE投資で実現すると同時に、全社のリソースを投入したHands-Onの支援を通して、投資先の付加価値の増強や当社の回収力の強化を図る。この投資手法を徹底する事で投資会社としての知見と総合力を高めると共に、個々の投資推進責任者の投資スキルと経営スキルの向上を図り、投資推進責任者の全てが経営者である投資会社を目指す。
4)SDGs投資会社である事をコアバリューとする
経営理念に基づきSDGsを強く意識した投資活動を徹底する。安心安全で質と生産性の高い社会実現へのソリューション提供に貢献するベンチャー企業を発掘し、投資を通して応援する事でSDGs関連事業の育成に貢献すると共に収益力の向上を目指す。
5)日本とアジアを繋ぐ投資活動を継続する
ベンチャー投資のスキル、アジアのネットワークと地域金融機関との連携をプラットフォームとして活用して投資と投資関連ビジネスを展開する。これによって、アジアの成長に貢献すると同時に、アジアの成長を日本に取込むことで少子高齢化等の要因で足踏みする日本経済や衰退する地方の成長維持に投資関連事業で貢献する。
2.現中期経営計画(2019/3期~2021/3期)の振り返り
3.新中期経営計画の主要テーマ
4.新中期経営計画の数値計画骨子
5.マクロ環境認識と事業戦略の前提条件
6.事業戦略一覧
7.事業戦略と収益構造
全体像
収益機会別の分類
サスティナブルな収益構造に向けた取り組み
8.事業戦略(詳細)
プロジェクト投資
再生可能エネルギー
スマートアグリ
ディストリビューションセンター
ヘルスケア
プライベートエクイティ投資
戦略投資
フィナンシャル投資
M&A仲介、事務受託
M&A仲介等
事務受託
9.数値計画
10.SDGsへの取り組み

当社は、社会的責任と貢献のためにSDGsの重要性を理解し、投資活動を通じて広くSDGsに貢献することを経営の重要課題と位置づけ、取り組みます。
【経営理念】日本とアジアをつなぐ投資会社として少子高齢化が進む社会に安心・安全で質と生産性の高い未来を創ります